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「あなたは男でしょ。強く生きなきゃ、ダメなの」 

吉田司評論集 

■愛し合い別れた彼女たちは、だれもが凛として言い放つのだった。 「あなたは
でしょ。強く生きなきゃ、ダメなの……」と。 神話崩しの激辛ライター・吉田司 が世に問う、生き方読本。
ISBN4-88323-120-8 C0095  四六判 264頁 01年刊 本体1900円 +税

【目次】より
第1章 「あなたは男でしょ。強く生きなきゃ、ダメなの」と言われて ブタ箱での目覚め/「やくざ踊り」と農村崩壊/てんでカッコ良く死にてえな 第2章 売れっ子有名人「殺人事件」 さらば、ニッポン〈松田聖子〉/かあちゃん、かあちゃんと泣いた男〈北野武〉/「二流」で行こう、モーニング娘〈つんく〉/「顔で笑って、心で泣いて」ってか〈渥美清〉/あんた、「左翼の寅さん」だよ〈宮崎学〉/デジタル「多重人格」化時代が始まった〈田口ランディ〉 第3章 映画と書物に未来はあるか 「民衆」という死語■映画『全身小説家』/コギャル・マゴギャルの援助交際■村上龍『ラブ&ポップ』/「オウムはわが友」■村上春樹『アンダーグラウンド』/もうひとりのフランク■村上龍『イン ザ・ミソスープ』/ノンフィクションなんて終わったよ■沢木耕太郎『オリンピア』 第4章 神話と伝説がお好きな方へ 遊民のバーチャルランド◎宮沢賢治「聖者」伝説/戦後最強「労働者」神話の裏舞台◎三池炭鉱閉山/歌舞伎町=恐怖伝説のベールを剥ぐ◎歌舞伎町レポート/平成の歌姫と怨歌のルーツ◎宇多田ヒカルと君が代/ヒロシマ「反戦」て、アメリカの物真似だぜ◎ヒロシマのまやかしの夏/赤軍の亡霊〈重信房子〉が帰ってきた◎さらば、ゲバルトの季節(PLAYBOY日本版70年代の物語)/君が代の時代とガイドライン◎安室奈美恵とJ回帰/琉球にひるがえる赤旗と日の丸と星条旗◎沖縄サミット「観戦日記」

【著者略歴よしだ・つかさ】1945年、山形市生まれ。早大中退。在学中から小川プロで「三里塚の夏」などを制作。70年から水俣に移住、水俣病患者と若衆宿を組織。その記録をまとめた『下下戦記』が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。著書に『ひめゆり忠臣蔵』『宮澤賢治殺人事件』『ビル・ゲイツに会った日』『スター誕生』などがある。
 

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